2012年09月30日

CHRIS REEVE SEBENZA 21

取りあえず進捗の報告。



流石に大物は削りが進まない…。

これでもけっこう削ったんですけどね (;´Д`)y─┛~~



という訳で別ネタ。

最近はめったにナイフを買う事が無かったのですが、



買ってしまいました!CHRIS REEVE SEBENZA 21

画像を見て気が付いた人は好き者です。




LEFT HAND モデルです。

左利き用のフォルダーって少ないんですよね…。

私の様に左利き人間にはありがたい事です。



左利きの場合はオープンはともかく、クローズの時が辛いんですよね。



ベンチメイドの AXISロックなら問題無いのですが…。


普通のヤツは…



両手でやった方が早いし確実です。


左用のナイフは



片手で余裕にクローズ出来ます。 ヘ( ̄▽ ̄*)ノ


SEBENZAはけっこう気合いを入れて作られています。

ブレード開閉時の動きのスムーズさは極上です。

精密機械の様な感動があります。



サムノッチに指をかけて…。



ワンアクションでオープンできます。(※少々の練習が必要)

これは癖になります♪


フォルダーナイフは1本有れば十分という方には、購入の選考に入れてもらいたい1本です。
  


2012年09月23日

次は6インチナイフの製作

切り出したまま放置していた6インチブレード物です。



鋼材だけ見るとデカい!

外したバイクのパーツもなぜかデカく見えます…、不思議だ ( ̄~ ̄;)




外形を整えてエッジラインを罫書き、ブレードを削ります。

3時間やってこれだけ…。

さすが6インチ、全然進みませんね。 ( ̄ー+ ̄)y-'~~~



私的な事ですが、ナイフメイキングで非常にメンドクサイというか…飽きる工程がいくつか有ります。

まずは鋼材からのナイフの切り出しですね。

最初はここら辺も楽しいですが、慣れてくると気分的に非常に辛い工程です。

自分的に見つけた楽な方法を書きます。

過去画像ですが説明用に使います。


まずは作るナイフの外形を罫書きます。

次はボール盤での穴開けです。

私は4mm径のドリルを使います。

理由は太さとコストが丁度良いので 。( ̄ー+ ̄)y-'~~~

最近はちょっと高い値段の硬質ドリルを使っていますが…。

6mmの鋼材でもスパスパ穴が開くので気分が良いです。

普通のステンレス用ドリルだと、ナイフ1本分穴開けしたら刃が終わってしまいますので…。

単に自分の使い方が下手なだけだと思いますが… (; ̄□ ̄)yヾ



さて、ナイフの外形から更にドリルの半径+1mmの距離にナイフと同じ形のアウトラインを罫書きます。


そうしたらば、穴開け作業に入ります。

アウトラインに沿って穴を開けていきますが、穴と穴の間隔は1mm以下にします。

目視で大体1mmになる様に開けていけば問題有りません。

-〇-〇- こんな感じになると思います。





大抵はここでこれを使って切り出しをやるのでしょうが…。

6mm厚の鋼材の場合は、例え1mmの幅だろうと切るのはシンドイです ┐(ΦwΦ;)┌

2mmの幅とかになったら最悪です!

それに、ブレードのカーブした部分は、このタイプのノコでは曲がらないので切れません。

無理にやっても死ぬだけです、嫌になって投げ捨てたくなります (ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻


そこで、一通り穴開けが終わったら、今度は4.5mm径のドリルで穴を広げます。

大体こうなります 〇〇。

※穴がナイフの外形ラインを侵食しそうな時は、すぐに止めた方が良いです。

穴と穴の幅は0.1~0.3mm、ナイフの外形ラインまでの距離も1mm以下になります。

ここまで行けばコッピングソーで切れます。



刃はダイヤモンドタイプを使うと楽です。

カーブの部分も問題無く切れます。

結果、こうなります。



後は外形を整えるだけです。

まぁ、ナイフメイキングの参考にでもなれば幸いです。

他にも色々な方法が有りますが、自分はこの方法でやっています。


しかし、毎度思いますが…削り粉がもったいないですね (  ̄w ̄)

鋼材切れるバンドソーなんて絶対買えないし…。  


2012年09月16日

ナイフ 試し切り

できたからには使ってみなければなりません。



とりあえずスネ毛が剃れる位に研いでからチャレンジします。

まぁ…焼き入れ時に問題があったので、どうなんだろう… (ΦwΦ;)


まずは竹割り





まぁ~乾竹ですし ( -_-)


チョッピング



普通ですね。重量が無いのでイマイチ。


刺す





約20回位ガンガンやります。


ナイフのダメージは



ポイント部分のガンコートが少しだけ剥がれました。

まぁこれくらいなら問題無いです。

引き傷はできましたが、コーティングの剥がれは無いです。

さすがガンコート w( ̄o ̄)w


金属に対する強度はどうでしょう。

空き缶が無かったので、ワイヤーハンガーを使いました。

これってけっこう硬いんですよね…。

ポイントからエッジ全体に叩きつけていきます。






結果はどうでしょう??



ポイント付近OK


カーブ部分OK


( ̄ー ̄;


(; ̄ー ̄A


( ̄Д ̄;υ)タラー…

半分から下の硬度が甘い!!

割れはしませんでしたが、刃が潰れています… ΣΣ(゚д゚lll)

やはり焼き入れ時に問題有りでしたね。



肉の塊に対して使う分には問題無いので、研ぎ直して終了~<(_ _)>



プロトタイプ&初号機

次のナイフはもっと上手く作らねば。



  


2012年09月09日

ナイフ カイデックスシース作り

学生が夏休みの工作で自作ナイフを提出したらどうなるんだろうか?? (ΦwΦ;) ?



さて、カイデックスでシース作りです。

使用したのは2mm厚です。

中型シースナイフならこれが丁度良い厚みだと思います。


1.5mmは小型ナイフむけですね。

3mmはベルトループなどに使うのが良いと思います。



今までは電子レンジのオーブン機能でカイデックスを柔らかくして曲げていましたが…。

取り出してからハイスピードで曲げないといけないので、使い勝手は良くありません。


そこで、これは使えないかな??と思いました。



真冬のバイク整備のお供。

電気ストーブ♪



早速使ってみる事に…。

カイデックスを炙って、パンケーキサンドにします。



木版とかで挟むと、けっこう上手くいきますね。

ハンドルにかかる部分は、その後で曲げて作るのが良さそうです。

こうするとブレード部分のカイデックスシートに熱がかからないので変形しません。





やってみると電熱ストーブもけっこう使えますね。

慣れてくると、部分的に柔らかくする事も出来ます。




そしたらば、穴開けです。



ボール盤で固定用のネジ穴と紐穴を交互に開けていきます。






合わせ面に瞬間接着剤を付けて、ネジで止めます。



全体をバランス良く削り出して…



完成♪

バリ取りと締め付け調整をします。

必要ならもう一度軽く温めてテンションの調整をした方が良いですね。

ネジを付けると、なぜか固くなる…。





今回は依頼人の要望によりベルトループは付けませんでした。

MOLLEに付けたいそうなので、代わりにこれを渡しましたが。



ちなみに、こいつは中小型ナイフ向けの固定具です。

重量級は止めといた方が良いですね ( ̄w ̄;)



本家のシースに入れてみた…



入っちまった… ( ̄Д ̄;υ)

まぁ…当たり前ですわな…。


それにしても狂犬シースって見れば見るほど良く出来ていますね。


次は刃付けと試し切りです。
これはもう旅立ってしまったので、自分用のスエッジタイプでやります。o( ̄^ ̄)o





  


2012年09月02日

ナイフ グリップ作り その3

少しは涼しくなった気がします… (-_-;)


基準面のラインを書く訳ですが、ここは正確にやった方が良いです。

目視で削りながらの成形はお勧めできません。






ちょい歪んでますが…、これ位ならどうにか修正できます。

というよりガムテを巻いているのでブレードのセンターが分からず、正確な罫書きが出来なかったのが原因です ( ̄Д ̄;;

外形の削りが終わったら、ガムテを剥がした方が良かったですね。




という訳で、ガムテを剥がして若干の修正をして、面出し完了 O(ΦwΦ)O



次はフィンガーグルーブの削りです。

ここはけっこう目立つ所なので、正確に作りたい所です。

しかし、結構メンドクサイ…。

今までは棒ヤスリや曲面のヤスリを使って削っていました。 (/TωT)/


今回より新兵器を投入しました。



ベルトサンダー15!!

従来のディスクサンダーに取り付けると、ミニベルトサンダーになる優れもの。

丁度フィンガーグルーブの大きさでした。

ベルト幅が15mmなのが気になる所ですが…。





それではこやつの性能はどうか?

正直不安でした… ( -_-)







思った以上にGOOD!!  3000YEN以下でこの性能ならOKでしょう へ(w ̄ )ノ

マイカルタならサクサク削れました。

ここまでできるなら次の6inナイフのグリップはこのタイプに決まりだ!



これを手作業でやったら死ぬな… ( ̄w ̄;)




握り具合を確認しながら角を落としていきます…。



まぁこんなもんでしょう♪


グリップにペーパーをかけます。



外周は400、面は120で止めておきました。

これ以上の番手は滑ってしまうので。

白くムラになっていますが、マイカルタは使っていけば色が落ち着きます。

気にしてはイケマセン。



マスキングテープを剥がして



まぁこんなもんか…、理想には程遠いですが… (* ̄- ̄)y─┛~~


次はシースですね。