2012年09月23日

次は6インチナイフの製作

切り出したまま放置していた6インチブレード物です。



鋼材だけ見るとデカい!

外したバイクのパーツもなぜかデカく見えます…、不思議だ ( ̄~ ̄;)




外形を整えてエッジラインを罫書き、ブレードを削ります。

3時間やってこれだけ…。

さすが6インチ、全然進みませんね。 ( ̄ー+ ̄)y-'~~~



私的な事ですが、ナイフメイキングで非常にメンドクサイというか…飽きる工程がいくつか有ります。

まずは鋼材からのナイフの切り出しですね。

最初はここら辺も楽しいですが、慣れてくると気分的に非常に辛い工程です。

自分的に見つけた楽な方法を書きます。

過去画像ですが説明用に使います。


まずは作るナイフの外形を罫書きます。

次はボール盤での穴開けです。

私は4mm径のドリルを使います。

理由は太さとコストが丁度良いので 。( ̄ー+ ̄)y-'~~~

最近はちょっと高い値段の硬質ドリルを使っていますが…。

6mmの鋼材でもスパスパ穴が開くので気分が良いです。

普通のステンレス用ドリルだと、ナイフ1本分穴開けしたら刃が終わってしまいますので…。

単に自分の使い方が下手なだけだと思いますが… (; ̄□ ̄)yヾ



さて、ナイフの外形から更にドリルの半径+1mmの距離にナイフと同じ形のアウトラインを罫書きます。


そうしたらば、穴開け作業に入ります。

アウトラインに沿って穴を開けていきますが、穴と穴の間隔は1mm以下にします。

目視で大体1mmになる様に開けていけば問題有りません。

-〇-〇- こんな感じになると思います。





大抵はここでこれを使って切り出しをやるのでしょうが…。

6mm厚の鋼材の場合は、例え1mmの幅だろうと切るのはシンドイです ┐(ΦwΦ;)┌

2mmの幅とかになったら最悪です!

それに、ブレードのカーブした部分は、このタイプのノコでは曲がらないので切れません。

無理にやっても死ぬだけです、嫌になって投げ捨てたくなります (ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻


そこで、一通り穴開けが終わったら、今度は4.5mm径のドリルで穴を広げます。

大体こうなります 〇〇。

※穴がナイフの外形ラインを侵食しそうな時は、すぐに止めた方が良いです。

穴と穴の幅は0.1~0.3mm、ナイフの外形ラインまでの距離も1mm以下になります。

ここまで行けばコッピングソーで切れます。



刃はダイヤモンドタイプを使うと楽です。

カーブの部分も問題無く切れます。

結果、こうなります。



後は外形を整えるだけです。

まぁ、ナイフメイキングの参考にでもなれば幸いです。

他にも色々な方法が有りますが、自分はこの方法でやっています。


しかし、毎度思いますが…削り粉がもったいないですね (  ̄w ̄)

鋼材切れるバンドソーなんて絶対買えないし…。