2015年10月04日

ナイフ 依頼品 他ネタ 特殊部隊ナイフ

焼き上がりと塗装の画像は撮ってません。

ですので、ここから。



ヒルト部分加工。

穴はなるべくギリギリで開けるのが良いです。

接着剤が垂れてこなくて済みますので。

ブレードとの隙間が無くなるまで入ればOK。





表面は800で仕上げ。

削る時は定板の上でやります。

大理石板を使っています。





裏面は320。





ミゾ掘り。

半ブレード厚ギリギリを狙って掘った方が良いです。

ヘタに余裕を作ろうとすると掘り過ぎる事も有ります。





タング後部は2mmくらい余裕を作ってます。

まぁ念の為。





部品を合わせてみます。

ここは重要です。

ここで隙間を無くす様に削り調整しないと、接着後に悲惨な事になるでしょう。

タングの掘りが足りない時もここで調整しています。





後はオートウェルドで接着します。






外形削り出し。

基準面の削り。

大まかな角落し。

とりあえずここまで。

後は手作業で調整加工と磨きですね。









Outland Equipment 製 Kryptos K1

https://www.outlandequipment.com/product/kryptos-k1/

特殊な部隊からの要請で製作、しかも部隊単位らしいです。

CPM 3Vの3.75インチブレード。

ハンドル材はG-10。

1.5インチ幅のベルトにシースを水平に装着。


グリップ後方にハンドストップの様なモノが付いています。

握った瞬間に手の内が安定する様に?

リング状ではどうしても余計な動作が入りますし(個人的見解)。

今製作しているカランビットもどきと同じ様な考えかもしれません。


特殊部隊がこういうナイフを要望する意味を考えると…、

現代戦における特殊部隊の仕事の一面が何となく見えてくる気がします。