2015年09月27日

ナイフ 連休メイキング

連休はナイフ作りにとって有り難い日々です。

数日分を一気にアップします。



Fighter 001-B の依頼が来たので、作っていきます。

ナイフ 連休メイキング

外形の切り出しと成形。

全体の形状が細かく進化しています、製作者にしか分からないと思いますが…。




ナイフ 連休メイキング

60 → 120 でブレードは終了です。

焼き入れ時に肌が荒れるから、これ以上の細かい番手に進めても意味が無いです。




ナイフ 連休メイキング

チョイルとスエッジを削ります。




ナイフ 連休メイキング

セレーション作りです。

まずは位置を計測します。

凹位置を決めたら、ダイヤモンド棒ヤスリで軽く溝を掘ります。




ナイフ 連休メイキング

後は棒ヤスリで手作業。

全体の角を落として完成です。

次は焼き入れ工程へ。




ナイフ 連休メイキング

炉の中に入れて焼きます。

炭焼きも面白いのですが、効率で考えたら電気炉焼の方が良いでしょうね。

電気代の問題は別として…。





ブレード研磨のついでに、これもやってみました。

ナイフ 連休メイキング

カランビットもどきです。




ナイフ 連休メイキング

そんなに悪くないと思いますが、どうでしょうね?

そもそもが6mm厚の鋼材を使っているので、リング付きだと…。

実際にはどうなるかは作ってみないと何とも言えませんね。

余り良い予感はしませんけど。



これは抜き打ち仕様で作るので、重量削減する必要が有ります。

テーパータングにするか、穴開けして軽くするか…思案中。




これってドキュメンタリーかドラマでしたっけ?



実際にはこの様に相手が無防備で近づいて来る状況は有り得ませんよね。






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この記事へのコメント
この映画は何でしたっけw(;゚Д゚)

電気炉は正確な温度管理が手軽にできる点では、素晴らしいです。
個人で、ソルトバスや鉛バスを使用するのはハードル高すぎますからね(;´Д`)

ガス炉で焼き入れと言う手もありますが、電気に比べると燃料事情が…温度は意外と正確ですが(=゚ω゚)ノ

あとは、炭やコークスも完全に犬小屋方式の炉にすると、コントロールしやすいですw
Posted by ゼロ鍛冶ゼロ鍛冶 at 2015年09月28日 01:05
炭焼きはどうしても地肌荒れしますから…。

その後の地均しがけっこう大変なんですよね。
Posted by HAMMERHAMMER at 2015年09月28日 01:46
ステンレスのラップにくるんで密閉すると、メーカーの熱処理に匹敵するくらい綺麗になりますよ(炭の場合でも)
ただし、硬度で2~3の低下が起きますね(;´Д`)
O1なら、Max63付近ですがラップにくるむと、60~57くらいの幅が出来ます(=゚ω゚)ノ
ちなみに刃先と峰の硬度差です(=゚ω゚)ノ
Posted by ゼロ鍛冶ゼロ鍛冶 at 2015年09月28日 21:34
なるほど。
ステンラップを使うなら、普段より硬めに焼く必要がありますね。
Posted by HAMMERHAMMER at 2015年09月28日 23:34
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