2012年12月02日

ナイフ 砥の粉作り

依頼品も含めて、製作途中。

ナイフ 砥の粉作り

4 & 7インチものです。

今回は自分焼き入れ&ブラック・ガンコート仕様に仕上げます。

4インチの方は素で焼きます。

これは今までと同じで。

手順や焼き入れの感覚は掴んだので大丈夫かな…と。

油断は出来ませんがね ( ̄w ̄;)


7インチの方は砥の粉を塗って焼く予定です。

油焼き入れなので必要無いのかもしれませんが、地肌の保護ができるかどうか?

そこら辺をメインにやっていきたいと思います。


※狂犬動画で塗っている黄色い液体の正体は未だに不明である。


作刀に使う焼き刃土は、砥の粉、粘土、炭を混合した物を使うみたいですが、素材や配合比率は刀匠の秘伝となっている様です。

まぁ、当たり前ですけどね。

刀を武器として作るなら、焼き入れでヘマれば全てが駄目になる訳ですし。

そんな技術を、見ず知らずの他人に簡単に教える訳が無いです。

武術にしても何にしても、本当の技術を公開するほど世の中甘くありませんわな…。


その辺の事は置いといて…。

ド素人の考えでは、粘土や炭が入ると何やらメンドクサクなりそうな気がします。

と言うより、絶対に失敗すると思う…。


ですので、ここは単純に砥の粉だけを塗って焼き入れしてみます。

ちょうど参考になる人がミリブロにいますし♪


そもそも砥の粉ってナニ??からスタートです。

要は砥石の削り粉?? ( ̄w ̄;)

売っているのを買うか?自作するか??考えました…。

ここは自作しよう へ(wΦ )ノ♪

ナイフ 砥の粉作り

自宅の片隅に転がっていた、安物の砥石を削ります。

そして1時間後に後悔する事になりました。

削る為のヤスリが勿体無い… (/TωT)/

腐っても砥石です…、ヤスリの面がどんどん無くなって行きます…。

思った以上に削れないし…。


ナイフ 砥の粉作り

どうにかここまで削り出しました…。

粗目と細目を混合してみました。

手触りでこんなもんかな?と。

要は乾燥してナイフに固着した状態で、炉に突っ込んだ時に剥がれなければ良いのだろうと思います。

上手く行くか分かりませんが、とりあえずやってみましょう。




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埼玉方面の方にお勧めです。

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この記事へのコメント
こんばんは

連絡遅れてすみません。 もう少し早く連絡していれば、要らぬ手間を取らせずに済んだかもしれませんな。
http://www.yamasina-tonoko.com/seihin/index.html
うちで使用しているとのこの会社です。
この中の、赤砥之粉を使用しています。
成分表に注目してください。
鉄分を多く含み、熱の性質が他に比べると高いのが特徴です。
100円ショップなどで、ステンレスの比較的広めな入れ物を購入しましょう。
それに水と砥之粉を加えて、48時間くらい起きます。
このときは、砥之粉を微細化しなくても良いです。
まん丸ダマダマの袋だし状態でもお構い無しに水にぶち込んでいきます。w
48時間くらい経過すると、砥之粉が水分を吸収して自分から軟らかくなります。
そしたら、自然素材の比較的丈夫なハケでコンロで少々加熱しながら混ぜていきます。
このときの目安は、ミソペーストですw
ミソを作ったら、それに少しずつ水またはお湯を加えて、目的の濃さにしていきます。
目的の濃さになったら、できるだけ均一にハケで塗布します。
その後、コンロの直火で砥之粉を乾かし、ついでに予備加熱もコンロでしてしまします。


<補足集>
※このとき薄すぎたら、水を蒸発させましょう。 薄すぎると焼きムラの原因になります。

※ミソペーストでも、問題なく使用できますが、ハケのスジが着いて焼きムラの原因になります。

※無難な目安は良く冷めたコーンポタージュのポトポト感ですw
塗るときは、ドブ漬して、砥之粉の中でブレードを強く洗う感じ。
その後、切っ先を下にして垂直に引き上げ、余分な砥之粉をハケでこそぎ落とします。(出来るだけ均一に)
その後、なるべく水平にしてコンロで乾かします。 

※砥之粉の塗り方で大きく狂うことは少ないです。それよりも均一に加熱されないと狂いが生じます。

※砥之粉に含まれる泥酸により表面が、微細に腐食される。(恐らく顕微鏡で見ないと分からないレベルだが・・・ 砥之粉をかけて放置するとサンドブラストを吹きかけたみたいになる。)

※砥之粉に微粉砕した、炭の粉を加えるのは脱炭を軽減する為。コレは試しても失敗には影響しない。

※砥石の粉や藁灰はギャンブル的要素が大きいので、決定的な詳細がつかめるまで控えた方が無難である。

※砥の粉には脱脂効果が少々ある。特に藁灰と混ぜた奴はアルカリ性のため洗剤並みのの威力を発揮する時もあるw

質問は24時間受け付けます。 答えられる範囲で答えます。
Posted by ナイフスクール at 2012年12月02日 21:02
何だか気を遣わせてしまった様で…。
詳しい説明ありがとうございます。

砥の粉でググって調べてた時に、ここのサイトも見てました。

木材や陶器に使うから用途が違うのだと思ってましたが、あまり関係無いみたいですね。

砥石の粉はギャンブルですか…。

もうちょい悩んでみますわ。
Posted by HAMMERHAMMER at 2012年12月03日 20:25
砥石の粉、刀匠が使用しているのは刃物を研いでいる時に出たあの研ぎ汁じゃないかなぁ~っと推測されます。
それも、内曇などの自然砥石の研ぎ汁かもしれないです。
人造砥石は、その製造過程でセメント成分や研磨剤など様々なものが使用されているので、その作用を誰も試したことが無いためそこがギャンブル的な要素を持っていて、使うのが怖かったのですね~(筆者も昔同じことを考えましたが、その時は山の赤土粘土を使ったような記憶が・・・)
けど、人造も成分のバラツキが少ないのでよいものに当れば、ブレが少ないかもしれませんね~
ちなみに、砥之粉の変わりにホンモノの味噌を使用したり塩を使ったりしたらしいです(昔の鍛冶屋さんに聞きましたw)
同じギャンブルなら、人造砥石よりも味噌の方が良いかも!昔はヤスリの焼入れのときに塗っていたみたいです。
Posted by ナイフスクール at 2012年12月04日 20:55
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