2016年11月27日

ナイフ セラコート その2

前回の続きです。

常温硬化型セラコートを薪割りで試しました。



こんな風にガンガン行きます。

スパインも容赦なく叩きます。







半束くらいやりました。

まぁ、普通に剥がれています。







帰還後に洗浄してチェック。




下地処理でサンドブラストをやっていない。

塗装素人。

これらの条件を考慮しても、良い方だと思います。






だいたい同じ量の薪割りをやったガンコートのナイフです。



ナイフのコーティングなんて使えば剥がれるモノです。

後はどこまで容認出来るか?ですね。


常温硬化セラコートは自分的にアリです。

来年から本格的に使ってみようかと思います。



  


2016年11月20日

ナイフ セラコート

常温硬化タイプのセラコート塗料を購入してみました。

元々はバイクのマフラー塗装で使う為ですが、余った分をナイフの塗装に使ってみようかと。


なお、銃火器などに使われているのは焼き付けタイプの塗料です。



昔に作った実験用ナイフを使用します。


常温硬化型セラコートはドロドロの液状です。

ペンキに近いですかね。

缶底に沈殿している物質を十分に混ぜ合わせる必要が有ります。

振っても無理なので、棒などを使って掻き混ぜると良いかもしれません。



ちなみにガンコートは普通の液体です。

ですので、缶を振って攪拌すればOK。








脱脂と養生して、スプレーします。

塗装時の注意ですが、塗装エリアが物凄い酸性の様な空気になります。

喉がビリビリして咳が止まらなくなります。

塗装用のマスクは必須です。



ガンコートは普通の有機溶剤系の匂いなので耐えられましたが…、こいつは無理です!( ̄□ ̄;)!!







塗装面を見た限りでは文句無しです。

塗装して乾燥と硬化を待ちます。



後はコーティングにどの程度の耐久性が有るのか?ですね。

今度、薪割りで試しをやってみます。




上手く行けば、業者焼き入れのナイフにも塗装出来るかもしれません。



  


2016年11月13日

ナイフ ユーティリティ ハンドルの穴

焼き入れが終わったので、養生してハンドル関連の制作です。



パーツは予め作ってあるので、まずはシュナイダーボルト用の穴開けです。






片面のみ穴が開いていればOK。

ヒルト部分に隙間ができない様に、パーツを固定しなければなりません。


このタイプのナイフでシュナイダーボルトを使うのは初めてです…。


取り敢えずどうやろうか?と考えて…。

両面テープで固定する事にしました。






パーツがガタつかず固定されました。

できたらボール盤で穴開け。

まぁこんなんで良いでしょう、多分。




カランビットの歴史

http://www.recoilweb.com/history-and-evolution-of-the-karambit-116156.html

歴史や来歴は物事の理解に繋がり、それが使い手の技術向上にも繋がるのでは?と思います。

当方、まだまだ未熟也。





  


2016年11月06日

ナイフ 焼き入れ

新型炉の試しをやってみました。



設置して、上を耐火煉瓦で覆いました。

鉄管には縦にナイフが入ります。

横にすると曲がりそうなので。







点火して、炉の炎を安定させます。

直火でナイフを炙るのではなく、鉄管内部の温度上昇と熱伝導で焼き入れ温度まで持っていけるか?です。

炭は炉内にたっぷり入れてみました。







鉄管とともにナイフも赤くなってきました。







途中で出してチェック。

これならどうにか出来そうです。







空気を送って内部温度を上げて行きます。


規定時間と温度をクリア出来たら、油にドボン。







肌荒れもほとんど無く、良い仕上がりに見えます。







ヤスリで硬度チェック。

滑るので大丈夫でしょう。







酸化被膜を落として、肌荒れを修正。

直火でやるより1/3の時間で終わりました。



ガンコートを噴きつけて、焼き戻し&焼き付け工程を実行。

こんなん出来ました。




直火焼きより炭を多く使ってみました。

鉄管を熱くする必要が有るので、大盤振る舞いで炉内に入れてみましたが…。

鉄管の後ろというか奥の所に燃え残しが沢山有りました。



炭の入れ過ぎか?

送風口からの空気が届いていない?


炉内を安定燃焼させる為にも、更なる改良が必要な様です。