2016年07月31日

ナイフ Jカスタム その6

Jカスタムのグリップ制作です。



ベルトサンダーで凹を作って、角を落として、ペーパーで地慣らし。


作るたびにネガな部分を改良しています。

グリップエンド付近の厚みをほんの少し変えただけでも、グリップ感が変わります。

だからこそグリップの制作が一番難しいとも言えますね。


このナイフは作った本人でも驚く位にバランスが良いです。

ナニこれ!という位。

自画自賛すると胡散臭くなりますが、本気で驚いたんですよね。





http://loadoutroom.com/21058/sandrin-makes-worlds-first-tungsten-carbide-knives/

タングステンカーバイトで作ったナイフです。

HRC71…。

再研ぎなんて絶対にやりたくないですね。






うわっ…。
  


2016年07月24日

ナイフ Jカスタム その5

Jカスタムのシース。



狂犬タイプのコンバットシースです。

一応これが標準になります。






シースに入れた姿です。

依頼が有れば作りますので。





こっちはハンドル材の接着。



やはり普通のエポキシ接着剤の方が良いみたいです。






両面付けて、穴開けて、外形整えて。

良い感じに仕上がってきています。









ディスカバリーで9月に放送される予定の「This Is Power And Speed」予告編。

ハーレーダビッドソンの創成期をドラマに仕立てた内容だそうです。


現実でも、ハーレーに限らずバイク創世記の話は面白いです。

試行錯誤の連続ですから。  


2016年07月17日

ナイフ Jカスタム その4



トロイカで会得したスエッジ削りを、Jに転用しました。

鎬高く、よりシャープな感じに仕上がりました。



普通の削りよりもポイント方向に鈍角で、最大厚で0.7mmの差が出せました。

数値は小さいですが、6mm厚鋼材で0.7mmの差です。

見た目はけっこう違います。

日本刀の様な雰囲気…と言えなくもない…かも。




こちらは普通のスエッジ削りです。



どう違うんだ?というツッコミが来そうですが…。






ちなみにガンブルー仕上げです。

日数を経過すれば黒が強くなっていきます。







ブレードを黒くする塗料についてです。

今使っているガンコートが無くなったら、次は何にしましょうかね…。

セラコートの焼き付けが最高ですが、他に何か無いかなと。


セラコートの常温乾燥タイプは耐熱には強そうですが、ナイフにはどうなんでしょ?


これは使ったらどうなるんでしょうね?

ベンタブラックS-VIS



入射した光の99.8%を吸収するという事は…。

夜になったら自分にも見えなくなるブレード?

ブレードの形に空間に穴が開いている様に見える?



やってみたい…。



  


2016年07月10日

ナイフ Jカスタム その3

これは身内に行くブツです。



プロトタイプよりグリップの掘りを深くしました。






接着にオートウェルドを使ったので、ナイフとハンドルの境が白っぽく見えてしまいます。

コンシールドタングには最適なのですが…。

普通のエポキシ接着剤の方が良いかもしれません。








ハの字コントロールシステム。






角を落として、グリップの違和感を消して行きます。

こんなもんかな…。






http://www.blackscoutsurvival.com/2012/10/mk-3-mod-0-divingsurvival-knife-issued.html

この当時はこれ位の焼き入れ硬度しか出せなかったのかな?

折れるよりかは曲がる方が良いのは分かりますが…。

でも良いですよね~。





https://sofrep.com/55515/oss-weapons-ingenuity-secret-gear-americas-wwii-spies/

刃物を一方面のみに特化させた結果はこうなります。

汎用性ゼロですが良いモノは良いのです。










  


2016年07月03日

ナイフ トロイカ その3

トロイカのエッジを作っていきます。



取り敢えず大まかに削ってみます。






先端強度を出す為に2mm位の幅を残しました。

これ以上攻めるとヤバそうです。



普通はスエッジは根本から切先まで同じ刃角で削ります。

スエッジの刃厚と刃幅を決めて、平面に削っていきます。

そうするとポイント方向が多少は幅が広がります。

鎬が下がり、先端方向の刃厚が薄くなってしまいます。







では鎬をなるべく高いまま残して、先端強度を上げるにはどうするか?

鎬のラインを基準にして、先端方向に行っても幅が広がらない様にします。


その様に仕上げるにはどうするか?

スエッジの削りをポイントに向かって、鋭角から鈍角に削れば良いのでは?と考えました。

つまり削りながら捻りを加えて、なだらかにヨーイングさせるという事です。







まぁ~大体のイメージ通りの形になっています。

もうちょいだな。








KAWASAKI H2Rで400km/h。

メーター読みだから実測ではありませんが、やはり市販品(公道不可)で400km/hは凄いです(ライダーも含む)。



300km/hで色々言っていた時代も有りました。


技術は確実に進歩しています。

でも規制ばかり。