2013年10月27日

ナイフ ハンドル材の染め

自分の作っているナイフのハンドルの材料はキャンバス・マイカルタを使っています。

理由はマイカルタの中では一番頑丈だからです。

キャンバス・マイカルタは綿を接着剤で積層に圧着したモノです。



上はノーマルのブラック・キャンバスマイカルタ、下はダブルブラック・キャンバス・マイカルタです。


実用ナイフでは荒い番手で仕上げて、握った時に手が滑らない様に仕上げます。

しかし、そうすると表面の綿素材が白く残り、見た目も余り良くないです。


積層に綿を使っているなら、これを衣類の染め剤で染める事が出来ないか?という疑問が生まれました。

ならばやってみましょう 。<( ̄^ ̄)>



試作で作ったナイフのハンドルを#60のベルトで再研磨しました。

後はTシャツなんかを染める綿の染め剤を購入。




説明書に従い、薬液を作ってドボン♪


こんな感じに上がりました。







思ったより良い出来になりました。

中心まで染まる事は有りませんが、表層は染まったと思います。

何度か水に漬けたり手の平でこすりましたが、色が落ちる事は有りませんでした。

長期保存による色落ちは有ると思いますが…。


グリップの滑りを無くして、色も良い♪

今作ってるのもやってみようかな … r(-ΦwΦ-)

ダブルブラックなので普通より黒くなっていますが、それでも白く残っている所が有ります。

漬け込んだら完璧に近い仕上がりになるでしょう。