2013年06月09日

ナイフのメッキ作業

DIYメッキの情報を集め、やってみます。



めっき液、最小容量なのでダメでも金銭的被害が少なくて済みます。



作業箱などから色々と調達。

後は脱脂用のアセトンとマンガン電池の炭素棒、ティッシュペーパーがあればOK…らしい。

電池2個を直列でつなぎ、コードを付けて、+のラインに炭素棒を付ける。

-ラインは対象物に固定。

アセトンで脱脂して、炭素棒にテッシュを巻いて、メッキ液を付けて…。

これだけらしい…。


まずはO-1の端材にニッケルめっきを試しにやってみる。



塗ったのは左側。

なんとなく色が変わっているのが見えると思います。


どうも変化が少ない気がしたので、炭素鋼のメッキについて調べてみると…。


高炭素鋼にはメッキできません、だと… <(ΦwΦ)>


専門屋さんによると、炭素鋼のメッキにはサンドブラスト→メッキ→ベーキング処理(脱水素処理)が必要らしい…。

DIYには無理な様だ…。

だがやってみる、無理と言われればやってみたくなる♪


初期に作ったナイフでやってみた。



なんとなくニッケルめっきになった。

ほんの少~しの変化ですが。

この上から黒ニッケルめっきをやってみましたが、さすがに無反応でした。

この程度のメッキでは錆は止められませんね…。


結論:やはり無理でした └( ̄▽ ̄)┘


ここで終わったら購入したのが無駄になるので、ヒルトやピンに使われているニッケルシルバーにはメッキできるかやってみました。



ニッケルめっきを塗ったのは右側。

普通に反応しました。




黒ニッケルめっきを塗ってみました。

これも普通に反応しました。

軽くやっただけですが、反応はブルーイングに近いです。

これなら使えるかな \(*TωT*)/

ヒルトやシュナイダーボルトに黒スプレーで色を塗るよりかはマシでしょう。

あれはすぐに剥がれますから…。


今回で思った事…、DIYメッキは液を思った以上に使うので、コストパフォーマンスは悪いです。

ガンブルーならほんの少しで済みますが…。

小さい部品ならともかく、大型ナイフのブレードとかだとそれなりの量が必要になると思います。

ナイフの表面処理は難しいですね。